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果実(第10回日展)
3階 中央EVホール
角 康二様(漆芸作家・沈金)
2023年

縦80×横140(cm)
17キロ
220万
第10回日展出品作
輪島市でも中心から離れた田舎で育った私は、よくヤマブドウや木の実を目にしていた。幼い頃の淡い記憶から葡萄をモチーフにすることが多い。
○沈金とは
沈金とは漆芸の加飾技法のひとつで、輪島塗の代表的な技法です。中国の鎗金(そうきん)が日 本に伝わり主に輪島で発展したと言われています。
塗物の表面を沈金刀と呼ばれる専用のノミで彫り、彫った溝に漆を摺り込みます。漆は接着剤となります。漆を摺り込んだ溝の中に金箔や金粉を入れて模様を表します。塗面を彫るため失敗が許されません。
作品は点彫りという彫り方で濃淡をつけて立体感と奥行きを出し、金箔を用いています。またエルジー粉やパール粉といった金属粉で部分的に着色しています。黒と金のコントラスト、漆黒に浮かび上がる幻想的な世界を作り出すように心がけています。
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